おすすめの図書
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ピーターラビットのおはなし
(推薦文:
東京子ども図書館)
こうさぎのピーターは、お母さんときょうだい3匹と森で暮している。お父さんは、お百姓のマグレガーさんの畑で〝事故″にあい、肉のパイにされたので、そこには行っちゃいけないと、お母さんはいう。だがピーターは言いつけを守らず……。英国の田園を舞台にしたハラハラドキドキの物語。細密で柔らかい色調の水彩画が魅力の小型絵本で、百年以上読み継がれている。シリーズが20冊近くあり、中には、しみじみとした趣の高学年向きの作品も。
出版:
福音館書店 (2019年11月)
くまのコールテンくん
(推薦文:
東京子ども図書館)
コールテンくんは、デパートで売られているクマのぬいぐるみ。買い物にきた女の子がお母さんにねだるが、ズボンのボタンが取れていて買ってもらえない。そこでコールテンくんは閉店後、ボタンをさがしに……。夜のデパートでの冒険はスリリング。コールテンくんに友だちと家ができる結末は、読者を幸せな気持ちで満たす。
出版:
偕成社 (1975年05月)
ワニのライルがやってきた
(推薦文:
東京子ども図書館)
東88番通りの家に越してきたプリムさん一家が風呂場で見つけたのは、緑色のワニ・ライルだった! 気立てがよく芸もできるライルは一家と仲良くなり、たちまち町の人気者に。ところが、元の飼い主のバレンティ氏がもどってきて……。漫画風の大らかな絵で、愛嬌のあるワニの表情を伝え、笑いをさそう。絵本が物足りなくなった子や、読むのが苦手な中高学年の子にぴったりの絵物語。続きを次々読む子が多い。
出版:
大日本図書 (1984年07月)
大どろぼうホッツェンプロッツ
(推薦文:
東京子ども図書館)
少年カスパールと親友ゼッペルがおばあさんの誕生日に贈った新式のコーヒー挽きが、ホッツェンプロッツに盗まれた。黒ひげもじゃもじゃ、かぎっ鼻、腰に短刀、手にピストルの大泥棒をつかまえようと、2人は知恵を絞って追跡するが……。魔法使いや妖精も登場するスリル満点の大活劇。戯画化された登場人物と、昔話の要素も絡めた巧みな筋運びで、長く子どもに親しまれてきたドイツの作品。続く『大どろぼうホッツェンプロッツふたたびあらわる』『大どろぼうホッツェンプロッツ三たびあらわる』で物語は完結。
出版:
偕成社 (1990年05月)
火曜日のごちそうはヒキガエル
(推薦文:
東京子ども図書館)
掃除好きのウォートンと料理好きのモートンは、ヒキガエルの兄弟。ウォートンは、モートンが作ったお菓子をおばさんに届けようと森の雪道をスキーで出発。でも途中でミミズクに捕まり、あわや誕生日のご馳走に! 兄弟それぞれの個性を生かしてピンチを乗り切る様を軽快に描く。おもしろそうな題、たっぷり入った挿絵、一気に読み通せそうな薄さにひかれて、手に取る子が多い。続きに、『消えたモートンとんだ大そうさく』『ウォートンのとんだクリスマス・イブ』『SOS! あやうし空の王さま号』など。
出版:
評論社 (2008年02月)
ジェニーとキャットクラブ
(推薦文:
東京子ども図書館)
舞台はニューヨーク。小さな黒猫ジェニーは孤児だったが、老船長キャプテン・ティンカーに拾われて、今は幸せに暮らしている。ある晩、近所の猫の集まりキャットクラブに誘われるが、字が書けたり鼻笛がふけたりする有能な会員たちに気後れして逃げ帰る。だが、とうとう、ある特技を披露し、会員に認められる日が……。新しい体験にとまどう、はずかしがりやの猫の気持ちが伝わり共感を誘う。他に学校やパーティに行く話など全3話。赤と黄が効いた洒落た挿絵も魅力。続きに『ジェニーのぼうけん』『ジェニーときょうだい』など。
出版:
福音館書店 (2011年10月)
なぞなぞのすきな女の子
(推薦文:
東京子ども図書館)
なぞなぞの好きな女の子は、なぞなぞ相手を探しにいき、お腹をすかせたオオカミに会う。女の子を食べようとするオオカミに、女の子はなぞなぞを出す。「しっぽふとくて、口ぱっくり、白い歯ギザギザとがってて、まっかな舌べろペロリとたらし、耳も黒けりゃ手も黒い、なあんだ?」とんまなオオカミと女の子の会話が愉快。のびのびした絵がどのページにも入り、本に慣れていない子にも読みやすい。姉妹編に『じゃんけんのすきな女の子』。
出版:
学研プラス (1973年02月)
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